オフ前夜祭＆ＳＳ

背後：まさか小学校で迷うとは思わなかった。
ミリア：欧米かっ（カンペ無しで突っ込み）
キッド：ミリア、ツッコミとして色々間違ってる。（苦笑）
背後：教室行くつもりでみんなについて行って、途中ではぐれて。
キッド：迷子かっ（突っ込み）―ミリア、これぐらいしないと。
ミリア：なるほど…（メモメモ）
背後：あちこちうろついて、立ち入り禁止の場所入って―警報鳴って。
　　まさか７時になったから鳴ってるとは思わなかった。
ミリア：目覚ましかっ（突っ込み）
キッド：夢オチかっ（ミリアとほぼ同時に突っ込み）
背後：〜！！（ダブル突っ込みの激痛で悶絶中）
キッド：それはそうと背後、名刺用の紙を買って―明日の大阪オフに行くつもり、とか？
背後：―の、つもりだったんだけど・・・色々あって、行けそうに無くなった（苦笑）
ミリア：もしかしてテスト勉強、ですか？
キッド：ミリア、背後がテスト勉強するわけ無いから（苦笑）
背後：個人的な理由で行けなくなって。
　　　『千と千尋の神隠し』で高校時代の某会話を幽かに思い出して。
　　　そして空想科学読本の影響で、ついつい物理法則に従うか考えたり。
ミリア：それはそうと背後さん―追記は何です？
背後：ＳＳ、今までＮＰＣが１人までだから人数増やそうと思って。

「―めでたし、めでたし。」
分厚い本を、閉じながら男性は言った―月は出ているが薄暗いのではっきりとは見えないが、ヒト族のようだ。
どうやら、ベッドの子供を眠らせるために寓話集を読んでいたらしい。
「ねー、パパー」
「ん、リッカどうした？」
「どーしてママとケッコンしたのー？」
「したのー？」
「―リッカもエリアードも、意味分かって聞いてる？」
最初にリッカと呼ばれた男の子が、続く形でエリアードと呼ばれた女の子が―二人とも２歳前後らしい―聞いて、パパと呼ばれた男性が苦笑で返す。
「「うんっ」」
「そうか・・・。結婚した理由、か―。僕がクリスと結婚した理由は―」
一度大きく息を吸い、彼の口から出た答えは、
「―忘れたっ」
「えーっ」
「ケチーッ」
「『ケチ』じゃないから。二人ともそろそろ寝なさい、明日寝坊したら置いてくぞ。」
「おやすみなさーい、パパ」

「結婚した理由、か・・・」
二人の寝顔を見て微笑みながら―１度、寝返りで弾かれた布団をかけなおしながら―起こさないよう、小声で呟く。
「守るためだったか、支えるためだったか―２〜３年も前の事だから、思い出せないんだよなぁ・・・。
　理由はどうでも、二人も守って見せる―例え何が、あろうと。」

キッド：背後―これ、何？
背後：いや、約１名が期待してたＳＳ―こうも詰まるとは思わなかった。